|
今年営業22年目を迎えたすし店。「曲がったことは嫌い」と話す一本気な店主、牧野次男さんと愛想のいい妻の久美子さんで切り盛りしています。
近ごろは仕入れ価格の上昇や安価な回転ずしの台頭、景気の低迷など、店にとって厳しい状況が続いていますが、仕入れルートの開拓をはじめとするさまざまな工夫で、この10年間、価格を変えず、質も落とさず頑張っています。
カウンター前のガラスケースの中には、板前の丁寧な仕事を物語る美しいネタがずらりと並び、それぞれに魚の名前と産地を記した札が。ここにも「正直な商売」を掲げる牧野さんの心意気が感じられます。中でも「甘みがあっていやな臭みがない」という白身魚の天然ものはお勧め。しょうゆではなく天然塩でいただきます。久美子さんがこんがりふっくらと焼いた卵焼きも人気。
ふたを開けた瞬間、盛りだくさんのネタに驚くちらしは、並(1,260円)、上(1,890円)、特上(3,150円)の3種類。ぎっしりと彩りよく並ぶネタの下には、ゴマとのりをまぶしたピカピカのすし飯。かなりボリュームがあります。
常連の間で評判の一品料理は、春は芽吹きの山菜から始まり夏は牧野さんが釣った千曲川の鮎、秋はキノコや地蜂など、四季折々の土地の味覚が登場します。気の利いた料理についつい酒も進みそう。秋に捕れる貴重なハチの子の軍艦巻きはここの名物。
二人で切り盛りしているため、すしの出前はしてませんが、あらかじめ注文しておけば持ち帰れるよう用意してくれます。 |
|