のどかな集落にある古民家の和食店。埼玉県から移住した金原（きんばら）富男さん、倫子（のりこ）さん夫妻が一昨年9月に開店した。
　富男さんは都内の料亭などで修業を積み、都内や埼玉県で計40年、和食店を営んでいた。ここ立科でも東京・豊洲市場から直送の鮮魚や地元の旬の食材を使い、心を込めた仕事で訪れる人をもてなしている。
　お薦めは「慈風膳」（2000円）。キンメダイと銀ダラの「金銀」の煮魚をメインに、一番だしがおいしさを際立たせる茶わん蒸し、ごま豆腐、2種類の卵焼き、旬の野菜の炊き合わせなど、豪華な内容。ほかに「天ぷら」「焼き魚」などの定食もある（1200円～）。4月からは瞑想の後、季節の小懐石を味わう夜の営業（2000円、前日までに要予約）がスタートした。