店名はパンの主原料の「小麦粉」「水」「塩」の意味。店主の小森有理亜（ゆりあ）さんは、水曜日から金曜日まで店を開け、北海道や県内産の小麦粉を使って約20種類のパンを焼いている。レトロな木箱や缶、大皿を活用したディスプレーなど、空間づくりにも小森さんのセンスを感じさせる。
　お薦めは、数種類の自家製酵母で焼くシンプルなパン「サワードウ」（ホール750円、ハーフ375円）。皮はパリッ、中はもっちりとした食感。飽きのこない味わいと香りの良さが魅力で、スープとも相性がいい。小森さんは生地を低温でゆっくり発酵させ、小麦の香りを引き出している。
　幅広い年齢層に人気の「塩パン」（210円）や食パン、ベーグル、クロワッサン、甘いパンも並び、選ぶのが楽しい。